センター試験の出願
昨晩、彼女の親御さんから連絡があった。
「センター試験の出願を忘れていて期限を過ぎていたんです。」
最初は意味がわからなかった。脳が拒否反応。
で、認知しても、おいぃ・・・。これは、何の冗談だ。と呆然。
戦場に、リングに上がる前に終了。これはひどすぎる。受験して、センター試験で落ちました・・・でも、これまでの実技の訓練は何だったんだと思うけど。リングに上がれない。
仮にもしこれが、まったくの他人がセンター試験の出願を忘れていて期限を過ぎていたならば、「かわいそうに」「気の毒に」とかいう言葉がすぐに思い浮かんだろうと思う。あるいは「ショックだろうな、大丈夫かな」とか心配もしただろう。顔をみたら、「気を落とすな」とか言うのかもしれないと思う。もっとも言っても、そんな簡単には、立ち直れることじゃないのだろうけど。
「センター試験の出願を忘れていて期限を過ぎていたんです。」
最初は意味がわからなかった。脳が拒否反応。
で、認知しても、おいぃ・・・。これは、何の冗談だ。と呆然。
戦場に、リングに上がる前に終了。これはひどすぎる。受験して、センター試験で落ちました・・・でも、これまでの実技の訓練は何だったんだと思うけど。リングに上がれない。
仮にもしこれが、まったくの他人がセンター試験の出願を忘れていて期限を過ぎていたならば、「かわいそうに」「気の毒に」とかいう言葉がすぐに思い浮かんだろうと思う。あるいは「ショックだろうな、大丈夫かな」とか心配もしただろう。顔をみたら、「気を落とすな」とか言うのかもしれないと思う。もっとも言っても、そんな簡単には、立ち直れることじゃないのだろうけど。
関連ページ
- 再受験を目指して
- センター試験の話の主人公である彼女は、X大学の4年生だ。それが卒業後の進路に選んだのは、普通に就職することではなくY大学の受験、入学だ。 Y大学は、専門性の高い大学で、普通の学力試験をセンター試験で行い、後は実技試験と面接になる。現役の高校生が受験する場合、数年前から実技の部分の訓練を重ね、将来性の有無も判断されて合格となるという種類の、少し異色の大学だ。 加えてY大学の卒業後の就職の保証もな
- 3回生の時に
- 彼女は、普通のX大学の在学3回生の時に、Y大学の受験を志した。ちょうど、就活が解禁になるような時期だったと思う。周りでは就職を目指すが、彼女は違うことを目指した。 俺は、親戚でも血縁でもないが、少々関係があって、それからここ1年は、動向がわかるようになっていた。彼女は毎日数時間、みっちり訓練、練習を積み重ねていた。まあ、けっこう努力はしていただろう。高校生が受験のために根詰めて勉強するようなもん
- 試験の日程
- そんな彼女だが、いよいよ、受験の臨戦態勢の時期である。数日前には、Y大学の受験要綱も明らかになっていて、その本試験の日程について話していた。実技の本試験が、いついつで、その発表がいついつで、そして面接は何日、発表はいつ。 実技の最後の追い込み、調整、仕上げに残った時間を有効に使わねば・・・と話していたという。 親に迷惑ばかりけているバカ娘であるけども、嫌味な親父である俺が見ても、努力を積み重ね
- センター試験の出願
- 昨晩、彼女の親御さんから連絡があった。 「センター試験の出願を忘れていて期限を過ぎていたんです。」 最初は意味がわからなかった。脳が拒否反応。 で、認知しても、おいぃ・・・。これは、何の冗談だ。と呆然。 戦場に、リングに上がる前に終了。 仮にもしこれが、まったくの他人がセンター試験の出願を忘れていて期限を過ぎていたならば、「かわいそうに」「気の毒に」とかいう言葉がすぐに思い浮かんだろ
- 何と言えばいいのだ
- でも、なんだか今の俺は、呆れかえるというか思考停止しているというか。 腹が立ってしまって、可愛そうとか気の毒にとかいう言葉より、ただただバカヤロウの思いが強い。 「あんなぁ、おめぇ、親や周囲や、実技の指導者が、どんな思いで協力、支援してきたか、わかってんのか」血縁ではないのだが、しっかり俺も巻き込まれてしまってるんだと、あらためて気が付いた。 親御さんは、来年また挑戦させますという。